系統特異的に重要な小器官
肝細胞の滑面小胞体 (sER)
- 薬物代謝: CYP450 ファミリー酵素 → phase I 反応
- 脂質代謝: コレステロール・胆汁酸合成、TG → VLDL 組立
- フェノバルビタールなどで誘導され肥大
ペルオキシソーム
- 超長鎖脂肪酸 (VLCFA) β酸化、エーテル脂質合成、H2O2 分解(catalase)
- 欠損: Zellweger 症候群 (PEX 遺伝子変異)
膵腺房細胞のザイモゲン顆粒
- 粗面ER → ゴルジ → 濃縮空胞 → ザイモゲン顆粒
- 消化酵素は活性化前の前駆体(trypsinogen 等)として貯蔵 → 十二指腸で活性化
- 異常活性化 → 急性膵炎
胃壁細胞の管腔小胞
- 静止時: 細胞質内に H+/K+ ATPase を含む小胞
- ガストリン/ヒスタミン刺激 → 小胞が apical 膜に融合 → HCl 分泌(pH < 2)
- 標的: PPI(オメプラゾール等)は活性化 H+/K+ ATPase の Cys を共有結合阻害
吸収上皮の微絨毛 (microvilli)
- アクチンコア + ビリン束ね
- brush border に酵素(lactase, sucrase, peptidase)と輸送体(SGLT1, GLUT5, PEPT1)
- 表面積を約 30 倍拡大